なにもできなかった休日

仕事は不定休。

 

最近転勤をして、新しい職場での研修の毎日。

前の職場は残業はすごかった。

コロナになってから残業申請も通らず、一年以上働いたが結局辞めた。

新しい職場は今のところ残業はない。

 

給料は変わらない。

 

今日は休みだった。

前日に予定を立てた。

部屋の掃除をして、いらないものは捨てるっていうアバウトな内容。

細かいスケジュールはこなせないと思ったのだ。

 

朝8時に起きた。

起き上がれなかった。

 

昼の12時に起きた。

携帯で時間を確認し立ち上がろうとした。

 

気づいたら夕方の17時。

何もできなかった。

 

自分は怠惰の象徴のような人間なのだろうか。

 

朝昼夕でのむべき薬ものめない。

 

朝活をするキラキラ女子に憧れている。

でも起きられない。

ああいうのにはお金がかかるのだ。

 

朝活でのむコーヒー代580円。

朝限定メニュー980円。

 

コンビニのコーヒーでさえ100円する。

 

私はスーパーで買った一箱98円、スティックコーヒー6本入りのもの。

 

お金をかければその分だけキラキラできるのだろうか。

そもそもキラキラとはなんだ。

 

昔は若いというだけでキラキラできた。

どんなに肌荒れしていても、ちやほやされていたのだろうと今になって思う。

 

今からお風呂に入るのも億劫だ。

 

明日も仕事だしもう寝てしまおうか。

 

テレビも見ないから世界情勢もわからない毎日。

いつ外出自粛要請がどこでなっているかもわからない。

そもそも家から出ない私にそんな情報は必要ないのかもしれないが。

 

人の生活をのぞき見するのが好きだ。

正直自分より不幸な人がいれば心が軽くなる。

もう少し戦おうと思える、そんな軽薄な人間だ。

 

私はよくない人間だと思う。

外面だけそれなりに見繕うくせに、中身はなにもかもがダメなのだ。

相手を思いやる心:34点

向上心:18点

自尊心:62点

 

自尊心だけ微妙に。微妙に高い自己評価。

 

そんなのぞき趣味のある私はエッセイ本を読むのが好きだ。

自己啓発ではだめ。あれは私をだめにする。

 

そうではない自分、それらに挑戦しようとしない自分を酷く責めるのだ。

 

病院で何もしゃべれず、先生に迷惑をかけることになる。

ただただ動かず、泣いている女はさぞかしおかしいのだろうな。

 

YouTubeで本の紹介をみた。

(テレビは見ないくせにYouTubeはみる。

自分の見たいジャンルがいつでもみれる、なんてありがたい世の中だろうか)

 

そこで三浦しをんさんの、「お友達からお願いします」を知った。

職場のデパート内に入っている本屋さんでさっそく買った。

 

文字はいつもよんでいるものより小さいし、大丈夫だろうか。

そんな自分に甘いことを考えつつ読んでみた。

おもしろい。。気づいたら半分。

なんて、なだらかに文章を書くひとだろうか。

 

何気ない毎日を書いている。

ひとつが短いからか、あっという間におわる。

自分と著者の年齢が違うからだろうか。

ちょっとジェネレーションギャップを感じる。

 

でもそれも含めておもしろいのだ。

 

 

 

 

さて、なまけものの私。

今日は何と戦ったのか。

私は饅頭を買いたい自分と戦った。

無性に食べたくなった。が、太るという思いから買わない選択をしたのだ。

(家を出たくなかっただけとも思えるが)

 

よく戦った自分。

今日もささやかなことをほめながら生きながらえる。

 

明日は今日の勝利を祝して、饅頭を仕事帰りに買おうかな。